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Saucony

ENDORPHIN PRO 5

4.0/ 5 性能点(レース) 3.5/ 5 コスパ点
価格
¥37,400
重量
206g
オフセット
31.5/39.5
用途
レース(初カーボン・サブ3.5〜4向け)
ミッドソール
Super Critical PWRRUN HG + PWRRUN PB
Saucony ENDORPHIN PRO 5 の商品画像

ホストレビュー

RACE|レーシング

速さの上限より、失敗の少なさ。

派手さはない。その代わり破綻しない。エンドルフィン プロ5はレース用4足で最も土台が広く、最も長持ちする。練習時間が限られ、終盤にフォームが崩れがちな市民ランナーが、最初に検討すべきカーボンレーサーだ。

120.1mm前足部の幅
500km+想定寿命
約75円1kmあたりの費用

結論

向く人

サブ3.5〜4、初めてのカーボン、かかと着地、終盤に崩れる自覚がある人。

向かない人

瞬間的な加速や強い跳ね感を求める上級者。少しでも軽さを取りたい人。

スペック

価格¥37,400(一部セールで¥26,180)
重量206g(27.0cm)/実測215g(US9)
スタック(公称)かかと39.5mm/前足部31.5mm
ドロップ(公称)8mm
ミッドソール上層 Super Critical PWRRUN HG/下層 PWRRUN PB
プレートフルレングス・フォーク状スロット入りカーボン

スペックから読む

靴底の全体
靴底の全体
上から見た形
上から見た形

120.1mmという土台

RunRepeatの計測で前足部の幅は120.1mm、かかとは91.2mm。シエロ X1 3.0の前足部107.6mmより12.5mm広い。この広さが、かかとで着地した時のブレや内側への倒れ込みを抑える。靴の安定は結局、土台の幅でかなり決まる。

実測は公称より約3mm低い

実測はかかと36.5mm/前足部27.8mm、ドロップ8.7mm。インソール厚(4.3mm)の算入基準などの違いによるものとされる。実質的に重心が下がっており、数字上の厚さより安定しやすい。

反発は「ほどほど」の数字

エネルギーリターンかかと72.8%/前足部75.8%(超高弾性モデルは80%近傍)
衝撃吸収137 SA
フォーム硬度33.3 AC
曲げ剛性26.1N
グリップ(摩擦係数)0.68

最大値を狙っていないのが分かる。突き上げも跳ねすぎも抑え、疲れた脚でも挙動が変わりにくい方向に振っている。4時間前後を走る人にとっては、ピークの高さより、最後まで同じように返ってくることのほうが価値がある。

数字で見る

前足部の幅

エンドルフィン プロ5
120.1mm
カテゴリ平均
114.4mm
シエロ X1 3.0
107.6mm

RunRepeatの計測値。

1kmあたりの費用(定価÷想定寿命)

シエロ X1 3.0
110円
アディオス プロ5
85円
エンドルフィン プロ5
75円
ゴースト 18
28円
ノヴァブラスト 6
25円
ウエーブライダー 30
23円

寿命データのある6足で試算した概算。シエロとアディオスは350km、プロ5は500km、デイリーは想定寿命の中間値(ライダーは800km)で計算。

ライバル比較

エンドルフィン プロ5アディオス プロ5シエロ X1 3.0
価格¥37,400¥29,700¥38,500
重量206g(27.0cm)約177〜180g(27.0cm)213g(28.0cm)
安定性極めて高い中低
想定寿命500km以上約300〜400km約300〜400km
1kmあたり約75円約85円約110円

定価ではアディオスより¥7,700高いが、寿命で割ると逆転する。セール価格¥26,180なら約52円まで下がる(寿命500kmで計算)。

走りの評価

海外レビューでは「初心者が最初に手に取るべきカーボンレーサー」「ハーフからフルのビルドアップ走まで常用できる」と信頼が厚い。フィットの評価も高く、完全ガセットの伸縮ニットタンが甲の形を問わず圧を分散する。圧迫箇所の指摘は非常に少ない。

弱点

重さ実測215g(US9)。180g前後の最軽量群とは体感できる差がある。
加速感マイルドで、異次元の跳躍感はない。ここに価値を置く人は他を選ぶべきだ。

会社員ランナーの使いどころ

レース靴を練習にも使えるのがこの靴の強み。PWRTRACゴムの被覆が広く、摩耗深度0.6mmとスーパーシューズ随一の結果が出ている。本番前のマラソンペース走に投入しても寿命を過度に気にしなくて済むので、「レース靴に慣れないまま本番を迎える」という失敗を避けられる。

組み合わせるならジョグにウエーブライダー 30、テンポ走にノヴァブラスト 6。この3足で週末のロングから本番まで一通り回る。

まとめ

速さの上限より、失敗の少なさを買う靴。サブ3を狙う層には物足りない場面があるが、サブ3.5〜4では最も堅実な答えだ。迷ったらこれでいい。

※本記事はメーカー公表値、海外ラボの計測データ(RunRepeat等)、国内外のレビューをもとにした分析です。1kmあたりの費用は想定寿命からの概算です。

ホスト評価(レーダー)

みんなの平均評価

ホストによる評価

項目 スコア コメント
クッション性 ★ ★ ★ ★ ☆ 3.5 137 SAで適度な接地感.
安定性 ★ ★ ★ ☆ ☆ 3.0 前足部120.1mmの広い土台で倒れ込みを抑える.
軽さ ★ ★ ★ ★ ☆ 4.0 実測215g(US9)で4足では重い.
コスパ ★ ★ ★ ★ ☆ 3.5 寿命で割ると定価でも約75円/km.
履き心地 ★ ★ ★ ★ ★ 4.5 ガセットタンで圧迫の指摘が非常に少ない.
デザイン ★ ★ ★ ☆ ☆ 3.0 公開データが少なく暫定評価.
通気性 ★ ★ ★ ☆ ☆ 3.0 公開データが少なく暫定評価.
スピード性能 ★ ★ ★ ★ ★ 4.5 反発は制御型.加速はややマイルド.
グリップ ★ ★ ★ ★ ★ 4.5 摩擦係数0.68.
耐久性 ★ ★ ★ ★ ☆ 4.0 500km以上.レース靴随一の長寿命.

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クッション性
安定性
軽さ
コスパ
履き心地
デザイン
通気性
スピード性能
グリップ
耐久性

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